楽器を習い始めると、普段の生活の中ではあまり見えなかった部分が見えてくることが多くあります。
リズム感がいい、指が動く、お歌が上手、左右別々の動きが難しそう、
あるいは、じっとしているのが苦手、飽きっぽい、コツコツ練習ができるなど、実に様々です。
皆さん十人十色ですから、私はまず目の前のお子さまをよく観察するようにしています。
お子さまが本来持っている力、これから身につけたい力、さらに磨きたい力は何なのか・・・。
ピアノは脳と体と耳を使って演奏しますから、双方の反応が良い方が早く楽に弾けるようになります。
でも早く上手に弾けるようになることが一番大切なことではありません。
お子さまが本来持っている音楽的な力。得意なことはさらに掘り下げて自信をつけてもらいます。苦手なことは様々な角度から
アプローチして「わかる」「できた」を経験し得意になってもらえるよう指導しています。
同時に毎日の練習の大切さや具体的な練習の方法もお伝えしています。
私たちは性格も違えば能力も違います。得意なことや苦手なことも個人差が大きいです。
また、続けていく中で目標も変わりますし、環境が変わればニーズも変わっていきます。その都度本人や保護者の方と話し合い
その時々の目標を達成できるよう、見通しを立てて指導しています。
実際に長く続く子ども達が多く、コンクール入賞者や音楽大学、教育大学など音楽を志した卒業生もいますし、
長年のピアノで鍛えた集中力と忍耐力で難関大学に入学した卒業生も沢山おります。
どんな小さな曲でもジャンルの曲でも、そこには作曲者の溢れる思いがつまっています。
それらを楽譜から読み取り丁寧に表現してこそ、ピアノを演奏する真の喜びを感じられるのではないでしょうか。
レッスンでは
①良質な耳 ②確かな読譜力 ③自然なテクニック
以上の3つを柱とし、幼少期から音楽のルールとして繰り返し丁寧にお教えしています。